2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 事務所便り | トップページ | 特別研修申込書 »

境界

昨日、パワハラが原因として、松山地裁が会社に賠償命令を命じた裁判がありました。過剰なノルマ達成の強要や度重なる叱責があったようです。裁判長が「違法と評価せざるを得ない」と指摘するほど、ひどいものだったのでしょう。

ただ、セクハラ、アカハラも同様ですが、パワハラに関する争いは、非常に難しい要素を含んでいます。それは、本人がどう受け止めるかに個人差があるからです。「褒められて伸びる人」、「叱られて伸びる人」などとその人の性格(性質?)を分けることもあるかと思いますが、同じ言葉でもその人に与える影響は全く違うことがあります。それは叱咤激励なのか、罵声なのか、その叱責は適切なのか、度が過ぎているのか、明確な境界線を引くことはできないと思います。

ちょっとそれますが、社労士の試験は、各科目ごとに基準点があり、いずれか1つでもそれに達していなければ、総合得点が高くても不合格となります。そのことを「足きり」と表現することがあるのですが、受験勉強中によく利用していたホームページの掲示板で、管理者から利用者に対して、身体の一部を傷つけるようなその表現は慎むよう、指摘がありました。私も何気なく使っていた言葉で、嫌がらせや差別のようなつもりで使うことはなかったですが、それを見てからは控えました。きっと、その表現に傷つく人がいると思います。

相手が嫌がっているということを認めること、自分が嫌だと感じるからといって必ずしも他の人もそうではないと認めること、お互いが客観的な目線で見ることが争いを無くすために必要だと思います。でもこれは、本当に難しいことだと思います。

まず大事なことは、嫌だと言い出せずに一人で悩んでいる人が相談する場があることだと思います。相談相手として、社労士もその選択肢のひとつではありますが、職場の悩みに関しては、労働基準監督署や労働局に総合労働相談コーナーがあります(http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html)。「会社を訴えなさい」と自ら言っているような感覚になるかもしれませんが、「上司や同僚にも話せないときは、こういとこもあるぞ」と会社が情報提供することは必要だと思います。ちなみにこの総合労働相談コーナーは、事業主からの相談も受け付けています。

« 事務所便り | トップページ | 特別研修申込書 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1010628/22030139

この記事へのトラックバック一覧です: 境界:

« 事務所便り | トップページ | 特別研修申込書 »